オープン・イノベーションとは、2000年代の始め頃に米ハーバードビジネススールのヘンリー・チェスブロウ博士により提唱されたイノベーションに関する概念のひとつです。
企業や大学・研究機関、起業家など、外部から新たな技術やアイデアを募集・集約し、革新的な新製品(商品)・サービス、またはビジネスモデルを開発するイノベーションを指します。中小企業は、限りある社内資源に依存せず、あらゆる枠組みを超えることで、イノベーションを創出するきっかけにもつながります。これまでは異業種間の交流や主に大企業とベンチャー企業との共同研究開発などで利用されてきましたが、今後は中小企業の成長戦略ツールとして十分に活用できる仕組みとなるでしょう。