▼起業家File.023 堀口直子さん ㈱アリアミュージックオフィス 代表取締役


(プロフィール)
1980年長崎県佐世保市生まれ。4歳からピアノを始めて、毎日2時間以上の練習が日課。小学高学年の頃、自分に絶対音感の能力が備わってることに気づき驚く。高校時代に長崎県音楽コンクール3年連続優勝。そして念願の武蔵野音大ピアノ科へ入学。卒業後、すぐに「アリア音楽事務所(個人事業)」で独立起業、実力のある演奏家の活躍の場をプロデュースする。25歳で「株式会社アリア ミュージックオフィス」を設立し、音楽療法関連の演奏・セミナー講演・オペラ・・・など、第2の事業展開開始。そして第3の商品販売事業で「五楽線(4年間で8万個)」がヒット、世界進出を目指している。音楽の力と限りなき可能性を信じて積極果敢に挑戦する絶対音感女性起業家。

●幼少~学生時代ー

4歳からピアノを習い始め、自分が絶対音感の持ち主だと気づく・・・。
高校で長崎県音楽コンクール3年連続金賞、音大卒演は4番に!!

 

1980年長崎県佐世保市生まれ。私、2歳の時に演歌「矢切の渡し」をフルコーラスで歌ったらしいのです(笑。もともと母が胎教でクラシック音楽ばかり聞かせていたようで、その影響なのかどうかモノゴコロつかないうちから音楽が好きで好きで、ピアノも自分の意志で習いたいと願い出たようです。そして4歳からピアノを習い始めて、8歳(小2)の時には「武蔵野音楽大学へ入学したい(憧れていた音楽教室の先生の母校)」という夢が明確になりました。


小学校高学年になった頃、自分の音の捉え方が普通の
人と違っていることに気づいたんです。学校帰りに救急車が来て、私が「シーソーシーソー」と言ったところ、「何それ?ピーポーピーポたい」と言われ、「え??」・・・私には聞こえてくる音がすべてドレミなんです。不思議というか、最初は「ピーポー」の意味がわかりませんでした。ピアノの練習に「ソルフェージュ」という習い事があり、先生がピアノを鍵盤が見えない位置で弾き、そのピアノの音を五線紙に書き取る。さらにその音を覚えて1分後に自分で再現して弾く。これは大学の入試の試験でも必須なのですが、私は8歳の頃からサラリとできていました。それで絶対音感を持っているんだ、と気づいてきたのです。後の聴覚検査で、私の耳で聞こえる音域は普通の方よりも広く、普通の人では聞こえない音が聞こえることも判明しました。


4歳の頃からずっと、毎日の日課は「ピアノを2時間以上練習する」ことでした。運動は指を痛める危険があるので禁止です。小中は地元の学校に、高校は私立の女子高でした。高校時代はあまり良い思い出はありません、自殺を考えるほどのイジメをずっと受けていたのです。とにかく私は音楽に集中し、「東京の武蔵野音大に入学したい」という夢のために、イジメの全てを我慢して、乗り越えました。

中学時代はコンクールで入賞多数、高校時代は長崎県音楽コンクールで3年金賞、九州大会で優秀賞、ポーランドのオーケストラと共演する機会も頂きました。
そして念願の武蔵野音大に入学し東京へ。次の夢は大学の「卒業演奏会(ピアノ科350人中上位10人のみ)に出演すること」でした。毎日必至で練習をして4番という結果・・・1番になれなくてとっても悔しかったです。

 

●起業のキッカケ、起業の決断ー
卒業後アルバイトの延長で、音楽事務所をプチ起業。
法人化への取組みで色々あり・・・本格起業する良い機会に。

 

大学2年の頃から、新宿歌舞伎町のピアノバーでアルバイトを開始。最初は週2回ペースでしたが、卒業してからは週3~4回に。当時数百名いらっしゃる常連のお客様のお気に入り曲はほとんど把握し、お顔を見るとその方のお好きな曲を弾くようにしていました。「直ちゃんのピアノ聴いて元気貰えたから、明日からまた頑張れるよ!」など、音楽がその人のやる気を取り戻したり、癒しやリラックスになるのだと初めて知りました。しかもクラシック以外の曲ばかりでした。音大とピアノのレッスンでは学ばなかったことです。私のレパートリーが2000曲を超えているのは、このピアノバーのお陰だと思います。

大学を卒業した頃、あるレストランの社長様から「弦楽カルテットの出張公演をできないか?」と依頼されたのです。その時の私の対応トークが「はい、かしこまりました。アリア音楽事務所に是非お任せください」と、それから慌ててメンバーを探しました・・・(笑。


最初は気軽な気持ちで、個人事業として「出張生演奏をキャスティングするアリア音楽事務所」をスタートしました。演奏家の登録者数が100人を超えると、出張演奏を依頼される回数も次第に増えてきたのです。この仕事を手掛けているうちに気づいたことは、「実力もあり演奏したい人は沢山いる(けど営業ができない)」そして「演奏を依頼したい人もいる(でも演奏家の実力が判らない)」。そのマッチングを本格的にプロデュースする仕事をしてみたい、と次第に考えるようになったのです。

そんな時タイミング良く「法人化して本格的に事業展開してみないか?」というご提案をある方から頂いたのです。私は音楽のプロデュースには自信がありましたが、会社の経営やマネジメントは経験がなかったので、社長をその方にお願いして、私は副社長に・・・ということで話は進みました。しかし、ある出来事がキッカケでこの話を全てご破算にしました。結局、自分の夢を実現するためには、自分が代表になり権限と責任を背追わなければ大成しないと悟ったのです。半年間足踏みしましたが、今考えるととても良い社会経験になったと思います。
  

  
  

●起業後のエピソード1ー

法人化で本格的な音楽プロデュース事業へ。
音楽療法プログラムという新しい事業もスタート。

 

'06年25歳の時に「株式会社アリア ミュージックオフィス」を資本金150万円で設立して、音楽家をプロデュースする事業を本格的にスタートしました。演奏家もあらゆるジャンルで約100人が登録に協力してくれてとても頼もしかったです。実力があるのに活躍できる場がない、音楽を通じて世の中を幸せにしたい!!・・・そんな思いで一杯の船出でした。

コンサートの演出、イベントへの出張演奏、ミニコンサートの企画・・・いろいろなお仕事をひとつひとつ手掛けていた時、「高齢者介護施設オープニングセレモニーの出張演奏」というお問合せを頂いたのです。これが現在のアリア事業の幅を広げることになるキッカケとなりました。当日入居者の前で演奏をした時のおじいちゃん・お婆ちゃんの笑顔や喜びの表情が本当に輝いていくのを実感しました。担当者の方も大喜びで、その後も定期的に音楽療法コンサートを開催しています。私自身介護の現場を学びたかったので、ヘルパー2級の資格を取得し、在宅の夜勤の介護の仕事を数カ月行いました。


そして、高齢者施設向けの「癒しの音楽演奏」のお仕事を積極的に展開し、音楽療法プログラムが充実してきたのです。私たちのプログラムは音楽演奏家という立場から現場で学んだ要素を多く取り入れているのが大きな特徴だと思います。例えば、よく高齢者施設の慰問演奏では「ふるさと」を歌うことが多いようですが、これは過去の記憶を呼び戻して認知症の徘徊スイッチを入れることも多いので、私達は相応しくない曲と考えています。音楽療法やセルフケアに取り組んで7年になりますが、今では高齢者施設だけでなく、企業様からメンタルヘルスケアなどの講演・セミナー依頼も多くなりました。また、介護施設の職員の方対象の研修(ミュージック・メンタルケア・プログラム)もスタートしています。

  

 ▲「五楽線テープ」、英語バージョンのパッケージも製作!!
 ▲「五楽線テープ」、英語バージョンのパッケージも製作!!

●起業後のエピソード2ー

困っていたことを商品化した「五楽線」がヒット!!
「音楽家の役に立ちたい!!」をカタチにしてゆきたい。

 出張演奏や音楽療法の開発に取り組む傍らで、もっともっと音楽家の役に立ちたいという思いがいつもありました。ある時ふと思い出したのは、音楽仲間や音大生が、五線の書き足しや修正する時に困っている場面を昔からよく見ていたことです。レッスンで先生に言われたカデンツァ(即興部分の楽譜)の変更や、バリエーションの書き込み、譜めくりの時など・・・、ソルフェージュ(楽譜を読む訓練)や和声、音大の授業での音階書き写し2段だけで、後は大学ノートで五線紙収納にはすごく困る。さらにミスプリやちょっと音を変えたい時に、どうにもできない修正マーカーの存在・・・本当に煩わしくて皆な困っていました。

きっと、音楽をしている人なら一度は「もっと楽に五線が書けないかな・・・」と思った経験があるのではと思います。
 

そして印刷会社の方に商品化の相談をした処、即OKが出たので実用新案を申請。・・・そして誕生した商品が「五楽線~貼ってはがせる五線テープ」なのです。発売以来4年半で8万個を突破!! 今ではテープ幅のバリエーションやシールタイプなどラインナップも充実してきました。更に、最近は銀座ヤマノ楽器などで外国人の音楽家の方のご購入が増えていることもあり、「この商品は言語を超えて世界中に通用する商品ではないか?!」と、期待も膨らんできております。既に、欧米やオーストラリアなどに少しづつ商品が出回り始めていますが、日本以外の国は音楽関連商品の流通チャネルが充実してないので、良いアイデアやアドバイスがありましたら情報宜しくお願いいたします。
 

●起業後のエピソード3、夢・目標ー
認知症を正しく理解して欲しくてオペラを制作。
音楽の力で世の中を元気に、幸せに、笑顔いっぱいに!!

認知症介護施設等で音楽療法コンサートをさせていただいていますが、現場で感じたことは、「認知症というものに対して、未だ世間では間違った知識や思い込みが多い」ということです。
また、私の祖母が認知症となり、家族の目線で認知症と向き合う中で、「家族にしか分からないもどかしさや不安」、そして「介護の大変さ」を知りました。認知症について、正しい理解を広め家族の心のケアをしたいと強く思うようになりました。

 

そんな思いから新しく制作したのが「醒めない夢のオペラ~認知症、その謎の世界を明るみに」です。ある認知症の方の日記に基づいて制作し、亡くなる直前まで6 年に渡って書き記された“言葉” “心” を、そのまま取り出して17 編の詩で綴りました。作詞:有馬三恵子、作曲:中川ともゆき、神田晋一郎、構成・監修は認知症介護スペシャリストの羽田野政治、演出は俳優の金田賢一、編曲は私と弊社スタッフ、二期会会員等の4 人のオペラ歌手等が演じます。ピアノ1台と演じるスペースさえあれば、どこでも演じられるので、ぜひご興味ある方はご相談ください。

とにかく創業以来、音楽の力を信じて新しいことを考えては、カタチにしてきました。出張生演奏の演奏家の登録からプロデュースまでの対応に東奔西走、音楽療法も更にブラッシュアップが必要ですし、「五楽線」とともに世界進出も狙いたい、また新しい新商品を準備中だったり・・・時間がいくらあっても足りません(笑。
音楽関連ビジネスには無限の可能性を感じています。まだ創業6年目の若輩者でございますので、ご指導・ご鞭撻をいただけましたら幸いです。

   


●堀口直子さんの座右の銘
  「人生一度きり」

堀口直子さんの夢
  「五楽線」「音楽療法プログラム」を
  世界に広めること


●尊敬する人    ~坂本龍馬
●心に残った本   ~「生き方(稲盛和夫著)」
●最近感動した映画 ~「風立ちぬ」
           「崖の上のポニョ」
●好きなタレント  ~Xjapan
●マイブーム    ~糖質制限ダイエット



▼㈱アリア・ミュージックオフィスのホームページ
 http://www.ariamusic.jp/

▼絶対音感社長・堀口直子さんのブログ(Ameblo)
 http://ameblo.jp/aria-music-office/

▼堀口直子さんのFacebookアカウント
 https://www.facebook.com/naoko.horiguchi.121


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